応用哲学を学ぶ人のために

応用哲学を学ぶ人のために

応用哲学を学ぶ人のために


喪中欠礼メールをうっかり出さなくて
年賀状をいただいた方々へ
お礼の近況メールを出す。


図書館から借りていた『応用哲学を学ぶ人のために』
戸田山和久・出口康夫編を
読了。
「応用哲学」とは聞きなれない言葉だと思ったら、はじめに言葉ありき。で、
旧態然とした哲学の埃をはらえば、「現実」に即せるという試み。
だから「科学」「工学」「形而上学」「倫理学」「ケア」「公共福祉」など
その領域は広範。
哲学というとどうも書物から得た知識で固まった学問と思われがちだが、
(「知的ゲーム化」と述べられている)
ここらで武者修行の旅に出て、道場破りや異種格闘技を行って、
腕を磨かなければならないと。
やさしくない入門書なんで、読むのには時間がかかったが、
編者の総説には「応用哲学」=「舶来のお手本はない」学問だそうだ。
(「メタクリティカル・シンキング」と述べられている)
クリシンやカルスタよりもさらに哲学として考えをグツグツと煮詰める。
いわば自前の哲学。「近代の相克」ならぬ「現代の相克」ってことか。
大学にもし「応用哲学」部、「応用哲学」科があったら、どうだろ。
あまりウケないか。じゃあ、猫も杓子もの、国際や文化をつけたら…


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