「危険」の対語は「リスク」

原発報道とメディア (講談社現代新書)

原発報道とメディア (講談社現代新書)

原発報道とメディア』武田徹著を読む。
二項対立で捉えられがちな「マスメディアとネットメディア」の
より良い関係やこれからのジャーナリズム、ジャーナリストなどが
述べられている。腑に落ちる内容。長めの引用一箇所。

「科学技術はリスクを生み出すものだ。ドイツの社会学者ニクラス・ルーマン
そう考えた。ルーマンは「危険」の対語を「安全」としない。
「危険」と対置されるべきは「リスク」だと考えた。彼が「危険」と呼ぶのは、
いわゆる天災の類だ。それに対して、人間が関わることで発生する危険を、
彼は「リスク」と呼ぶ。
こうした「危険」と「リスク」は単に対立するわけではない。たとえば冷たい雨はそれに身体を濡らした人を病気にしかねない危険な存在だ。-略-まさに「天災」の一種である。
だが、傘という「文明の利器」を人類が発明した時点で、この天災としての雨は
性格を変える。雨に濡れて風邪を引くことは、傘を持たずに家を出た人の責任に
帰せられる「リスク(=人災)」となるからだ」



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結構笑えて、意外と深いです。
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