がんばれ!白血球

すべて真夜中の恋人たち

すべて真夜中の恋人たち

一年の疲れなのか、副業先の寒さのせいなのか、
珍しく風邪っぽい。
ヒートテックに使い捨てカイロで備えていたが、
やられてしまったようだ。
まだ食欲があるから、なんとか乗り切れるだろう。
黄緑色の鼻汁が大量に出る。
これは白血球と菌の戦い後の死骸だとかで、
ヨーグルトのCMでヨーグルトの菌対ピロリ菌の合戦映像を想像する。
がんばれ!オレの白血球。


なもんで、温かくして横になって
『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子著を昨日・今日と読む。
ヌーヴェルバーグの映画のタイトルのよう。
ええとジャンルでいうと恋愛つーか純愛小説。
柄にもないと思われるかもしれないが、
時折り無性にこの手の切ない小説が読みたくなる。
主人公の女性は生き方や恋愛に対して下手、不器用。草食系非モテ女子。
フリーの校閲者でありながら仕事には恵まれ、とりあえず喰うには困らない。
地方出身者、シングルだけど、パラサイトではない。
セックスレスなのは不幸な初体験がトラウマとなったのか。
読んでいてかつて増田みず子の『シングルセル』を読んだときと似ていると思った。
次に高野文子の漫画『ルキさん』にも。
どうもストーリーを紹介してしまうが、
作者が書きたかったのは、
魂が存在する情景・空気感のようなものではないのだろうか。
生きている発光とか。形而下から形而上へ。
その奮闘振りがグッジョブ!になっている。
言葉が降臨してくる最後にぐっときた。



で、こちらの宣伝はしなきゃ。
東京ゴールデン商会名義の電子書籍『激ヤバ!恋の地雷フレーズ』 
☆★☆年末年始・一斉キャンペーン☆★☆開催中!
今なら85円でセール!

最大81%OFF!!


結構笑えて、意外と深いです。
http://itunes.apple.com/jp/app/id475294788?mt=8


人気blogランキングへ