忘れないうちに

郡山は復興特需-ってほどでもないか-で
建設関係は忙しいようだ。
母が入院している病院へ行く途中、更地が目についたが、
地震で壊れた家の取り壊し費用を市が助成しているそうだ。
でも、それもやがて終了する。
そこから先が見えないと建築関係の仕事を営んでいる
年上の義弟は言った。
不動産は、最悪でいつ底を出るか見えない。
県外の人がわざわざ住もうとはいまのところ、思わないだろう。


自分の葬儀費用を捻出するために母が入っていた互助会。
積み立てた金額は、要するに最低の基本料金で
そこからオプションでどんどん跳ね上がっていくシステムだとか。
オプションだから断れるはずなのに、断れない。
あとはお寺と坊さん。「ぼ胡散」と最初、変換したが、
確かに胡散くさいことはくさい。
親の葬式ができず、戒名もつけられない人がいるかと思うと、
犬に戒名をつけて永代供養までする人もいる。
そのうち人間の葬儀マーケットよりもペットの葬儀マーケットの方が
規模が大きくなったりして。
イーヴリン・ウォーの『囁きの霊園』みたいな話だけど。
拙レビューをば。
khipu 『囁きの霊園』


そうだ。父親から福島県民健康調査の問診表を見せてもらったが絶句。
3.11以降2週間程度、どこにいたかなど、こと細かに記入する。
ふつうの人は書けないよ。
日記やブログやツイッターとかこまめに更新している人じゃないと。
調査そのものにケチをつける気は毛頭ござんせんが。


人気blogランキングへ