- 作者: 磯崎哲也
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2010/09/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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鉄道の人身事故が相次いで起きている。
新学期が憂鬱なのはわかる。
いまだに雨の日は仕事に行きたくないもの。
なんて書いているとケータイが鳴った。
なんだかあわただしくなりそうだ。
『起業のファイナンス』磯崎哲也を読む。
この不景気で起業する若者は減っているのだろう。
会社を立ち上げたい人には、まずこの本を読んでからにしよう。
当然資金繰りや事業計画の立て方などファイナンスのことも
わかりやすく書いてあるが、
全編に流れているのは、ベンチャーの志で、
起業を考えている人には勇気100倍となるだろう。
作者のブログisologueも時々拝読しているが、
こうして紙でまとめて読めたり、読み返せることはありがたい。
ぼくは成り行きで広告映像会社の立ち上げに参画したが、
志よりも金儲けばっか考えていて、
お金は大事だけど、作者が述べている「起業価値」や
コアコンピタンスなどを考えていなかった。
考えれば出て来るものじゃないけど。
他社に比べて何が優れているのか。
品質か、価格か、スピードか、量か。
そのとき、この本が出ていればと思う。
21世紀のSONYやホンダが出なければ、この国はマジヤバイから。
とてもチャーミングな文体は、今後の似たような仕事をするときの
参考というか手本になる。