捕獲失敗

本の企画の手伝いをしている。
一度出した書名は作者の志向とは違っていたようで
つらつら考え中。


干した蒲団を取り込もうとベランダに出たら鉢植えに蝉がいた。
目ざとく猫が見つけて、ハンティング。
蝉もじたばたするが、飼い猫ながら野生の血が残っていたらしく
見事くわえて二階の部屋へ。
得意のじわじわとなぶり殺しにする算段でもして隙ができたのか、
それとも蝉の死んだふりに騙されたのか、
蝉は羽音を立てながら、脱出成功。
猫はそ知らぬ振りをしながらもい幾度となくベランダへ出ては
蝉の残像を追う。


朝、最寄り駅で浴衣姿の女子とすれ違う。
昨夜の花火大会の後は、もう一つの花火大会か。
それにしても昨日の浴衣姿は女子・男子とも多かった。
浴衣ブームの背景は、マーケティング的にはどう分析するのだろう。
身近な和風回帰とか、地元志向、保守志向とか。
浴衣姿の女子を見て、
岡田利規『わたしたちに許された特別な時間の終わり』
『三月の5日間』を思い出した。
『即興の解体』佐々木敦著を読んでいたら、
岡田は以前テープ起こしのアルバイトをしていて
それがあのチェルフィッシュの今様言文一致スタイルのヒントになったとか。


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