しゃきっと

何だかダレ気味。バテ気味か。
昼寝をしてもしゃきっとしないし。


『移行期的混乱 経済成長神話の終わり』平川克美著を
移動中に読んだらしゃきっとした。
作者は出生率の低下=人口の減少=経済の縮小という図式に疑問を投げかける。
また過去の事例をみてもそこから答えは出てこないと。
だってそれは後だしジャンケンのようなものだから。
成功事例を引き合いにしたマーケティング本は、
読んでいて気休めにはなるだろう。
ただいえるのは精神論かもしれないが、懲りずに継続する、
したということだろう。
『移行期的混乱』という書名は秀逸。
カオスとほぼ同義なのだが、カオスが手垢にまみれている気がするが、
こっちは新鮮。
例えば「政治は『移行期的混乱』」など字面がカッコ良いし、
いろいろ使えるなあ。
読書メモは後ほど。


思い出した。永島慎二の漫画『フーテン』でホテル代わりに山手線で
昼間寝ている若者が出ていたが、
あんな感じで冷房の効いた地下鉄で読書というのもいいかも。
部屋にエアコンなんてなかった大学時代の夏は、
灼熱の部屋から避難して池袋のジャズ喫茶に逃げ込み、
コーヒー一杯で数時間粘った。


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