寒暖のチンサムロード

歌謡曲――時代を彩った歌たち (岩波新書)

歌謡曲――時代を彩った歌たち (岩波新書)

気温の高低差、気温のチンサムロード(?)に
身体がうまく対応できないようだ。
よって本業もブログの更新もなんだか中途半端。
今朝は猫のケンカあるいはプロポーズに
いったん目がさめるが、二度寝してしまう。


『歌謡曲』高護著を読む。
古い話で恐縮だが、ぼくの大学生時代に
歌謡曲を通ぶって好むというのがサブカル学生の間で流行った。
出所はラジオ関東でオンエアされていた大瀧詠一の『GO!GO!ナイアガラ』と
『POPOEYE』で連載されていた近田春夫のコラムだ。
服部良一のモダンさは、雪村いづみ+ティンパンアレイのアルバムで知った。
近田春夫&ハルヲフォンの『電撃的東京』は、何回聞いたかわからない。
そっからも森進一の『東京物語』の良さを教えられた。


高護の歌謡曲つーか音楽への造詣の深さは知っていたが、
岩波新書でどう歌謡曲を料理するのか、楽しみだった。
ともするとマニアックに走りがちなのに、
いやはやサブカルじゃなくてきっちり表芸のカルチャーに仕立て上げれていた。
作曲家、作詞家、編曲家、歌手から
レコード会社、楽曲の解説、ヒットした構造など
過不足なく新書サイズに、きっちりまとめられてある。
ええ仕事してまんなあ〜。


歌は世につれ…とかいうが、
昔の歌謡曲の作詞は、頭に残っているが、
年代が新しくなるにつれ言葉が出てこない。
ボケか。こだまか。いいえ、普遍的なことと思うが。
阿久悠みたいに嘆いてしょうがないし。
歌は世につれ…だもの。
気になった歌手、楽曲はYouTubeで検索して見てみよう。
歌謡曲や歌謡曲の通史をさっくり読みたい人には、ぴったし!!


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