ファイヤアーベント

知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)

知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)

『知性の限界』高橋昌一郎著で、実におもろい人物を知る。
ファイヤアーベントという。知らなんだ。
天才と狂気は紙一重の口で。
ウィトゲンシュタイン同様戦争−こっちは第二次世界大戦−で
めざましい活躍をしてすっげえ昇進したそうな。
勇猛というよりも、凡人が持っている恐怖心な生きることへの未練とか
そういうのを持ち合わせていなかったか、故障してたか。

「ファイヤアーベントの「哲学」というか「生き方」は、
常に問題を徹底して極端に突き詰める点にある。
彼は、方法的アナーキズムを科学や哲学ばかりでなく、
合理主義や西洋文明一般にまで推し進め、そこから彼が導いた
結論は、単に科学理論ばかりでなく、あらゆる知識について、
優劣を論じるような合理的基準は存在しないというものだった」

ポパーが火かき棒を振り上げたりして。

「ファイヤアーベントは、「科学」を進歩させるためには、
観察とはまったく無関係の「形而上学」が必要だと述べている。
論理だとか実証だとか、法則だとか観察だとか
規制ばかりを押しつけてくる「理性」に拘りすぎるなということだよ」

ポール・ファイヤアーベント - Wikipedia


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