- 作者: 山口晃
- 出版社/メーカー: 羽鳥書店
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: 単行本
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世間はipadなどと騒いでいるが、
その真逆にあるといってもいい『すゞしろ日記』山口晃著を読む。
うーん、なんて素敵な土曜の午後なんだ。肌寒いけど。
当代きっての画家の身辺雑記漫画エッセイ。
ほとんどが夫婦に起きた出来事という楽屋落ち的世界。
一見夏目漱石か柳沢教授風の作者と
山岸涼子の自画像似の妻とのやりとり。
まさに、夫婦ある!ある!笑える。
当然絵が達者で、字も達者。
あこがれちゃうほど、うまい。
ヘタうまじゃなくて、うまうま。
絵は一見昔風なんだけど、内容はいまで、その時制のなさが、
見慣れるとたまらなくなってくる。
ペンか筆で描いていると思ったが、ひょっとしてボールペンかも。
ただ惜しむらくは、コマが小さすぎることだけ。