知らなかったことばかり

奪われる日本の森―外資が水資源を狙っている

奪われる日本の森―外資が水資源を狙っている

明け方、雨が予想外に強く降る。
その前、ネコが二階から脱兎の如く、
駆けてきて目が醒めてしまう。
歳取ると、てきめん眠りが浅くなるし、小便が近くなる。


電気スタンドをつけて
『奪われる日本の森 外資が水資源を狙っている』平野秀樹・安田喜憲著の
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外国では「外国土地法」によって外国人は土地が、森が買えないそうだ。
そうそう、バブルの頃、バリ島フリークの知り合いが、
バリに土地を買ってコテージでも建てようと調べたら、
外国人は買えないっていっていた。
ところが、日本は、買えるんだって。
で、外資が森、日本の山林を買いつつあると。
森はCO2削減装置あるいはオゾン発生装置だし、
良質の地下水が豊富にあると。
日本の軟水はおいしくて、世界中に輸出できる。
なにせ、慢性的な水不足なのだから。
ひょっとしたら産油国ならぬ産水国で再浮上するかも。
オイルマネーならぬウォーターマネーで。
日本の林業が不振で日本の森や山は荒廃し、「底値」だとも。
そりゃ目をつけるよね、ハゲタカどもは(失礼)。
法整備など早く何とかしないと。


「日本の私的土地所有権が世界一の私権」

であることも知らなかった。

「欧州では土地そのものは公的な資源だと考えられている」

そうだ。

「日本の森林は正確な所有者実態はもとより、
面積把握すらできていない」

「日本は先進国では唯一、地籍が未確定のままの国だ」

知らなかったことばかり。


随分前に声をかけていただいた仕事がようやく動き出す。
限られた時間内でいかに質を保って大量の原稿にするかだ。


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