自転車に乗って

群衆 - 機械のなかの難民 (中公文庫)

群衆 - 機械のなかの難民 (中公文庫)

恵比寿まで自転車で行く。
ゆっくり走って25分程度。
電車で行くのとあんまり変わんない。
時間があったので書店で本をのぞく。
行き帰りにある途中の上り坂が難所。
でも家に着くとシャツは汗びっしょり。
今度は別ルートで行こうかと地図とにらめっこ。
街乗りのクロスバイクがほしいなー。


『群集 機械のなかの難民』松山巌著の感想の続き。

「自己本位とは他者の自己本位もまた認めることである。
それを超えるものは人格であり理想である。
技術は人格を発揮するためにある」

価値多元化社会を平たく言うとたぶんこうなる。
金子みすずに倣えば「みんな違って、みんないい」だ。

「坊ちゃんは個人をがんじがらめに縛りつけている
社会のメカニズムからするりと抜ける。決して大仰なことではない。
しかし、その小さな行動が、ノリのような群集社会に生きる
私たち自身を救出する手立てになりはしないだろうか」

群集=世間で法律や社会規範を盾にお互いが
ルールを破らないように監視している。
「ノリのような群集社会」って底なしのぬかるみか。
養鶏場で飼われているブロイラーよりも
放し飼いされているシャモになろう。
とかカッコよく言うけど、それとて飼育されいることには変わりないじゃん。
「するりと抜ける」には起業、フリーランスなどがあるが、
このご時世、厳しい状況で、抜けたけど、また戻ろうとしている傾向のようだ。
ぼくもその中に含まれる一人だ。


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