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1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

昨日・今日と予定外の空き時間ができたので、
村上春樹の『1Q84』を読み出す。
BOOK1&BOOK2をなるべく一気に読みたかったので、寝かしといた。


当初は、子どもが読みたいと言って妻が購入したのだが、
読み出してすぐに「R-18指定」の通達が出た。
なるほどね、ちょっと読ませられないや。
セックスシーンなどサービスカットのてんこ盛りだ。
もうすぐ読み終わるが、
上質のエンターテイメント小説だよね。
フルコースディナーって感じ。


女性の主人公は、スポーツジムのインストラクター。
彼女だけで物語を展開すれば、
タランティーノも真っ青の劇画チックな作品となっただろう。
そこに、予備校で数学を教えている作家志望の男性の主人公を
核にしたもう一つの物語を入れ子にした、
ファンにはおなじみの
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』方式。


幼い頃に心に傷を負った登場人物たち。
彼女と彼は小学校での顔なじみ。
その後、それぞれに自分の道を歩んでいる。
ある意味、ストイックなのに、なぜかインモラル。
破綻というのか、矛盾というのか。
このあたりが、世界市場で受けているのだろうか。


1Q84』音楽ブックや『1Q84』小説ガイドもありだけど、
1Q84』レシピブックという企画もありかも。


いま、スポーツジムで仕事をしているんで、
女性のインストラクターを見かける。
ここにはいないだろうか。


1984年。彼がワープロで小説の原稿を書くシーンが出てくる。
ぼくも、たぶん、その頃、ワープロを使い始めた。


このエントリー、続く。


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