種まき

せっせと仕事の種をまく。
連絡をとって都合がつけば、会いに行く。
泥臭いかもしれないが、できるうちにしておかないと。


『次世代マーケティングプラットフォーム』湯川鶴章著を読む。
広告とマスメディアからネットへシフトしつつある
アメリカの最新事例を踏まえつつ、日本のこれからの広告を洞察している。
(アメリカ出羽の守か)。
ネットにできて広告とマスメディアにできないもの。
それを作者は、「三河屋さん」と呼んでいる。
「サザエさん」に出てくる酒屋の御用聞きだ。
「三河屋さん」は顧客の購買履歴や属性などを熟知している。
顧客との築かれたラインは、何も酒類や味噌・醤油だけを販売するだけではない。
タラちゃんが小学校に通うようになるならば、
塾やスイミングスクールのおすすめや斡旋してもよいだろう。
作者が言うところの「クリエイティブの重要性は低下する」とは、
いままでのクリエイティブは、「三河屋さん」のセールストークや
前掛けのデザインのようなものだったのではないだろうか。
じゃなくて、もっと大枠から仕掛けや仕組みを考える。
これが作者の言う「テクノロジー」なんだと思う。
マスからパーソナルへ。広告から狭告へ。まだ未消化だけどね。


あと興味深かったのは、「デジタルサイネージ(看板)」。
従来の「紙に代わって薄型ディスプレイ(有機ELディスプレイのような)」が
案内告知から広告・CMまでさまざまな情報を発信するネットメディアになると。
オフィス街の駅だと給料日前になると、
なぜか「デジタルサイネージ(看板)」では、消費者金融のCMが多くなるとか。


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