まいっちんぐ

進化倫理学入門 (光文社新書)

進化倫理学入門 (光文社新書)

子どものポータブルCDラジオのACアダプターが切れた。
引き出しから保証書を探して、メーカーのお客様相談室に
電話する。一応、フリーダイアル。呼んでも出ず。
何回かめで出た。コールセンターの女性かと思ったら、
おっさんが出た。
「新しいACアダプターはどこで買えるのか」
ちなみに「なんぼなのか」と聞いたら、
「購入店へ問い合わせてください」と木で鼻をくくったような対応。
怒るどころか、あきれてしまった。
クレイマーじゃないんで企業名は明かさないが、おいおいって感じ。
まいっちんぐ


もうひとつ、まいっちんぐがこの本。
『進化倫理学入門』内藤淳著。
ドーキンスの「利己的な遺伝子」などを下敷きに独自の論を展開している。
親の子どもへの愛は、代償や見返りを求めない無辜の愛と言われているが、
作者は、それとて親のエゴ、「利己的な愛」だと。
「「善」は得、「悪」は損」など、情け容赦なく切り込んでいく。
倫理的、論理的には間違いないのだろう。
読んでて、こっちの隠蔽したい本心が引っ剥がされていく。
ただ、身もふたもない。味も素っ気もない。
さすが「法哲学専攻」。
半導体などには純水という水が不可欠だが、そんな印象。
不純物はおろか、水のうまみであるミネラル分まで
すっかり除去したような。


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