リズムに揺られたい んだ

Perfume のOne Room Disco (ワンルーム・ディスコ)
先週末TVの音楽番組を半分眠りながらつけっぱなしにしていたら、
Perfumeが出てきた。この曲は、一人暮らしをはじめた男の子の気持ちだそうで、意外。
プロデューサーの中田ヤスタカが突然、アレンジを変えたとか。
はじめてPVとタイトルを目にしたとき、ジム・ジャームッシュの『パーマネント・ヴァケーション』を
思い浮かべたが、あながち勘違いでもなさそうだ。
ワンルーム・カラオケボックスの人も、ワンルーム・ライブハウスの人も、
ワンルーム・マンガ喫茶の人もいるだろう。
中野坂上のアパートで仕事でむしゃくしゃして、
ヘッドフォンをあてがって深夜、『夜をぶっ飛ばせ』を田島貴男と歌ったな。


『別れる理由3』(本当は「3」はローマ数字)小島信夫著。
最終巻になって急転回。壊れっぷりがすさまじい(激ほめ言葉)。
天然小説家ゆえのたぶん意図的、作為じゃないと思うが。ま、メタフィクションなのだが、
作中の登場人物が作者と話したり、藤枝静男や大庭みな子、柄谷行人まで出てくる。
キャラがひとり立ちしてリアルと非-リアルを奔放に疾走するというのは、
ままあるが、いちばんフィットする言い回しは、フリージャズでのグルーブってことになる。
ゴダールの映画のような。
抱擁がキーワードになっていると思うが、精神的、肉体的ってこともある。
こじつけるならば、交歓は交換、交感、好感とつながる。


伊藤計劃が亡くなった。合掌。


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