重なる

人類最後のタブー―バイオテクノロジーが直面する生命倫理とは

人類最後のタブー―バイオテクノロジーが直面する生命倫理とは

午前中、打ち合わせで四谷へ。
新体制になったクライアント事情を伺う。
オリエンテーションを受けて、しばし雑談。
渋谷で下車してジュンク堂書店で見回り。
文芸書・ビジネス書の売れ筋が見えるのは、ありがたい。
帰宅してメールチェックすると、声だけかけられていた案件に関しての
添付ファイルが、いつの間にやら。
で、「いつあがる?」と問われたので、電話で
「いつものように2週間後の今日」と伝える。


『人類最後のタブー』リー・M・シルヴァー著も2年跨って読んだ本。
「バイオテクノロジーが直面する生命倫理とは」という副題通り、
倫理やタブーが実は一貫性がないことを晒すもので、そこここに刺激を受ける。
大体、ひとは、保守的で認知できないつーか未知なるものは警戒する。批判的にもなりがち。
「んなこというなら、クローン牛や豚、喰える?」って、そんなするどいツッコミを。
関連記事→クローン牛豚『安全』 国、流通の可否判断へ 食安委部会報告
矛盾してるけど、やっぱ気色わりィや。でも加工食品なら平気なんだろね。


原生林や野生林とかいうとアマゾンのジャングルを想像するが、
本書によると

「コロンブスが到着したころ、アマゾンの人口密度は高く、
広大な耕作地に支えられた高度な社会が存在した」

先史時代と有史時代を通じて繰り返し人が住み着き、木を切り倒し、
草を焼き払い、土を耕し、その活動によって地勢や土壌や水質を
大幅に変えてきた」

ぼくも、別な本で、実は「アマゾンのジャングルは広大な里山」というのを
読んだことがある。しかし、

「ヨーロッパからの侵略者と商人によって持ち込まれた病を
引き起こすウイルスのせいで、先住民の大半が死亡し、
コロンブス以前の複数の文明がもろくも崩壊した」

ってことを知らないと手つかずのアマゾンのジャングルとかいっちゃう。


人気blogランキングへ