- 作者: 上林暁
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XmasのXが×(バツ)に見えると、“バツ増す”。笑えないよな。
不景気→おうちdeクリスマスが主流で、
ケーキとケンタッキーフライドチキンが大流行だそうで。
かつてケンタッキーフライドチキン入社案内の取材で話を聞いたときも、
とにかくクリスマス時期で年間売り上げのかなりのシェアを
占めると担当者がいっていた。ここはマル増す。
原稿直し待ち。予定では、年明け早々に戻せとのこと。
何もなくて、どうしようと思うよか全然いい。
このご時世、ありがたいこって。いや、マジで。
こんな気分のときは、上林暁を読むに限る。
『白い屋形船/ブロンズの首』を読む。
「何も起こらない小説」と評したのは、小林信彦か。
身辺雑記なのだが、『上野桜木町』という作品では、
作者が編集者時代に行き来のあった川端康成とのやりとりが、面白い。
まだ文芸誌が元気な頃の時代を垣間見させてくれる。
『白い屋形船』の最後の一行が効いている。
「私は退院したと云っても、右手、右足、口が不自由なのである」
脳梗塞に倒れても、「書くことへの執念」は凄まじい。
しかし作品は、それを微塵も感じさせず、しみじみほのぼのさせてくれる。
原稿を取りまとめた妹の献身的な支えなくして、こうして作品を読むことはできなかったろう。
Webクリエイターになる!? (How nual仕事がわかる)
- 作者: 曽根朗
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