ツイてない詩

一昨日の東京の豪雨、家族で濡れネズミになったのはぼくだけで、
昨日、夕方から飯田橋方面でブレスト(ブレーンスト−ミング:その場で案出し)があるので、
わりかし余裕を持って最寄り駅に向ったら、隣駅で人身事故、電車はストップ、渋谷までバス。
担当者のケータイは留守電で、ちょい遅れのメッセージを入れて二台目のバスに乗る。
ごったがえで渋滞、気持ち悪くなり、スポーツドリンクを飲む。
暑さ、汗、焦る、30分遅れで打ち合わせ先に到着したものの、頭、働かず。
ろくすっぽ案も出ず、終了。外は、闇。軽い敗北感の気分に追い討ちをかけるにわか雨。
電車で人身事故があった頃、二階の物干し台でネコがセミをハントしたらしい。
嬲り殺しにされたセミ、外に逃がしてもまんじりともせず、
どうやら外ネコのおやつになったそうな。
帰りの電車は、事故の後遺症で遅れ気味。
「9月1日は防災の日です」とエンドレスで叫んでいるオヤジ。
声はすれど、姿は見えず。
いらつく心を満杯にして走る。
この気分をセミのように脱皮できたらな。
セミになったぼくを舌なめずりして見つめるネコ。
羽以外は、喰われるのか。


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