惚れ込むチカラ

小説の楽しみ (水声文庫)

小説の楽しみ (水声文庫)


終わった仕事の資料整理などをする。裏面が白いのは、極力自分の出力用に回すが、
それでもさばき切れないほどの紙がたまる。紙束じゃなくて札束ならうれしいのだが。


『小説の楽しみ』小島信夫著を読む。おなじみの国立ロジーナ茶房での語りおろし。
これは楽しい。

「「知的聡明さ」と文学は関係ない」

「一冊の本を読んでどんなふうに感情が動くか、自分がその作品のどのくらい惚れ込むか、
そういうことが問題なんです」

当たり前といえば、当たり前。小島信夫がいうから金言になるのだろう。
読む自由。なんか体裁をつくろって、窮屈な読み方をしていないかと自省。
エレキギターの伝道師、エレキだから電道師か。
寺内タケシの「ギターは弾かなければ音が出ない」という名言に通じるものがある。
驚いたのは、とにかく、書きっぱなし。推敲なんてしない。
あの奔放なスタイルは、即興のたまものなのね。
それから読まない。しばらく経ってから自作を読むと、意外な発見があるとか。
チェ−ホフの『曠野』など、読みたくなる本が出て来る。


それとpipiさんからの
メッセージ、転載。“人”(専門職)がいなければ、図書館はただの蔵書置き場にしか過ぎない。
興味を持たれた方はぜひ、参加を。

「今こそ、専門分野の司書・学芸員の“専門”を問う
〜図書館・博物館における専門スタッフの役割を考える集い〜

 
みなさまご存知のように、大阪府の改革プロジェクトチーム(PT)によって、
専門情報提供機関や文化関連施設の存続が危機に直面しています。

 この問題に関してマスコミ等で取り上げられるのは、建物というハードや
事業内容などにとどまり、そこで専門的業務を担っている“人”には焦点があたることは
ほとんどありません。

 司書や学芸員として働く専門職スタッフは何を担ってきたのか、
このようなポストが失われることによって何ができなくなるのか、府民にはどんな損失があるのか。

 それぞれの分野で資料や情報収集・組織化・提供に携わる専門職が
自らの“専門”をリレートーク形式で語り、分野を超えてこれからの展望を共有していきたいと考えます。
図書館・博物館で働く方々だけでなく、利用者の皆様をはじめ興味をお持ちいただけるかた、
どなたでも参加歓迎です。

 また、集いの前に大阪府労働情報総合プラザと大阪社会運動資料センターの見学会を開きます。
集会後に会場近くで懇親会も予定していますので合わせてご参加ください。


●日時:5月28日(水) 
      見学会17時〜18時(エルおおさか南館2階に集合)
      集い 18時30分〜20時30分(エルおおさか本館6階)              
●場所:エルおおさか604号室(6階)
      大阪市中央区北浜東3-14 電話06-6942-0001
       地下鉄谷町線/京阪「天満橋」駅下車、西へ350メートル
●参加費:300円(会場使用料)
●スピーカーの所属施設(コメント参加もあり)
      大阪府立国際児童文学館、ヒューライツ大阪、ピースおおさか
      リバティおおさか、ワッハ上方、部落解放人権研究所図書室りぶら
      大阪府労働情報総合プラザ、ドーンセンター
●内容  
      ・リレートーク・・・1人8分×8人=64分
      ・参加者を交えてのフリーディスカッション・・・40分

●呼びかけ人
      木下みゆき(ドーンセンター)
      谷合佳代子(財団法人大阪社会運動協会)

●お問い合わせ・参加申し込み
      ご連絡はなるべくメールでお願いします。
      飛び込み参加も可能ですが、前日までに谷合宛、メールにてお申し込みください。
      見学会、懇親会への参加の有無も合わせてお知らせください。

        (財)大阪社会運動協会・谷合佳代子 
                メール shaunkyo@topaz.ocn.ne.jp
                電話  06-6947-1210                 」


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