シュミシュミ運動

さて春休みなのに、子どもは春期講習という名の死のロードへ。
自ら志願したのだからブーたれないでいくのだぞ。
トーチャンは、教育資金稼ぎに腕貸し頭貸し仕り候。なのだから。


『黒山もこもこ、抜けたら荒野』水無田気流著の感想メモ。


第4章 一九八〇年代----文化系女のサブカルチュラル・ターン


作者曰く

「第一次フェミニズムは、19世紀に女性が男性と同等の
「制度上の平等」を求めて戦われた運動である」
「第ニ次フェミニズムは、激動の1960年代、−略−いわゆるウーマン・リブ

である。
団塊ジュニア世代である親の世代が、第ニ次フェミニズムならば、
子どもである世代が「腐女子」であると。
「「権利」や「闘争」よりも、「趣味」「嗜好」を前面に押し出し、
世界の意味を書き換える。これは、いわば新しいフェミニズムといい得るが、
「運動」と言った瞬間、何だか違うものになってしまうような気がするのが、
腐女子の特徴でもある」
鋭い。ここらへんをモグモグと反芻していこう。
「人の好みは10人10色」(by大瀧詠一)なんで、
徒党や集団は組めても、マスにはなり辛いのか。
ふと糸井重里の「おいしい生活」というコピーを思い出した。
それから金子みすずの詩の断片「みんなちがって、みんないい」も。


第5章 自分のことは自分で決められる、の罠

「選びたくない、を選べない」「今の日本」。
「個人の自己決定とそれにともなう自己責任ばかりが強調される」。

確かに。作者は「罠」といっているが、なんか巧みにロジックをすりかえられ、
ごまかされたりして、いいように予め用意されたボタンを押していないだろうか。
自己責任とほったらかしが等号って。
あれか、これかの二者択一踏み絵的ショートカット。
「選びたくない」ボタンをどうつくっていくのか。
ここも脳ミソをモグモグしていかないと。


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