妄想半島

ねにもつタイプ

ねにもつタイプ

向かえども、向かえども、山はまだまだ。


こんな時は『ねにもつタイプ』岸本佐知子著でも読んで、気分転換。
大爆笑ってんじゃない。
なんか、あるある→くすくす→グズグズ→ぐるぐると、脳内4段変化。
じわじわくる奇妙なある種の神経症的な笑い。
誰もが思うことを取り上げて、最後はキシモトワールドへ拉致されてしまう。
ムチを持って「女王様とお呼び!」いうかどうかは知らないが。
ほんと、「ねにもつタイプ」なんだなと、
巧妙なタイトルのつけ方に感心してしまう。
作者は、妄想から来る表現の引き出しをいくつも持っており、
おいおいそこまでいくのかと。
でも、果てのない妄想の暴走にとことん、ストーカーのようについていくぜ。
そんなディープなファンが多いとお見受けした。
そのうち、小説を書くようになるんじゃないだろうか。
つーか、長いものを読んでみたい。
一條裕子の漫画の好きな人ならぜひ。


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