レムニーランド

虚数 (文学の冒険シリーズ)

虚数 (文学の冒険シリーズ)

昨日は夕方からひさしぶりに東銀座で打ち合わせ。
大会議室で素晴らしいデザインをスライドで見せられる。
タイポグラフィー、色の使い方、シンプルなんだけど、デザインの主張を感じる。
新規の仕事は、当然、なにもかも新しいので、疲れる。でも、緊張が良い刺激になる。
慣れている仕事だと、つい緩んでしまうこともある。
長く続く仕事は、言葉やアイデアが弾切れになるというのもあるが、
緊張感を保てなくなるというのも案外大きい。これは発注側・受注側双方にいえる。


名刺ホルダーが一杯になったので、整理にかかる。
ぼくは、名刺は交換した時間順に保管しているので、なんかアルバムみたいだ。
または、地層のようだ。化石化した名刺もないことはないが、コレクションで。
M&Aによっていまは無くなった会社や社名の変わった、潰れた会社、
亡くなられた方々など、随分の枚数を廃棄した。


学校関係の仕事を少々。


『虚数』スタニスワフ・レム著を読了。
「架空の書物」ってことなんだけど、
ほんとうにある小むずかしい哲学書や物理学の本を
読んでいる気になって、すっかり作者の術中にはまってしまう。
つーか、迷宮のレムニーランドで迷子になったよう。


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