エール

気分がふさぎ気味なんで、前から見たかった『プロデューサーズ』を見る。
なんたって敬愛するメル・ブルックスの手がけた映画→ミュージカル→再映画化したものなんで、
歌って、踊って、たたみかけるような小ネタギャグ満載。期待以上に笑かされてしまい、腹が痛い。
ヒトラーをけなしたら、お得意ともいうべきユダヤ人の自虐ネタ、オンパレード。
いやはや、ここまでタブーを侵犯領域していいものかと。全編コテコテの世界。
でもまあ、プロデューサーなんていかがわしい人種の局地なわけで、
映画、出版、TVCMのジャンルを問わず、口だけは旨く、思っていることは別物で。
「人は見た目が九割」って本が依然売れてるらしいけど、
そんなギョーカイ人は最近少なくなってしまったような気がする。
メル・ブルックス作品をはじめて見たのは『ヤングフランケンシュタイン』だったろうか。
数回見た。あまりのくだらなさに、ゲラゲラ笑った。


買い物帰り、ほんの少しか咲いていないのに花見にやって来た昼の部の客と夜の部の客がすれ違う。
最寄の大学の卒業式で、同じスタイルの若者たちがたらたら歩いていた。
夕食時にキリングランドエールを飲む。
確かにロンドンで飲んだエールと同じ味かも。度数高め。麦芽の香りが良い。
近所のスーパーマーケットにはなくて、コンビニエンスストアに置いてあった。


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