合掌

昨夜、元上司の逝去を知らせるメールが届く。
今朝、通夜・告別式の日時と会場を知らせるPDF添付ファイルのメールが届く。
まだ、ぴんとこないのだが、享年60はかなり早過ぎる死だと思う。
ぼくが30歳のとき、元上司は40歳ぐらいだったわけで、
生意気な部下だったぼくをよくもまあ諸々面倒をみてくださった。
挙句の果てに最初にフリーになったときも、
勢いで知り合いと株式会社を設立したときも、
その会社がにっちもさっちもいかなくなって再びフリーになったときも、
励ましの電話などを頂戴したし、
知り合いの会社を紹介していただいて、仕事をさせてもらった。


その後、違う広告代理店へステップアップされて、
早期退職制度に志願して、元同僚が起業した会社をヘルプしようとする矢先に
癌が見つかったそうだ。
ぼくは3年半ぐらいしか在社しなかったけど、その間、かなり濃密な時間を過ごした。
大きなキャンペーンをまとめる時には、スタッフ一同都内のホテルに泊り込んだし、
ラジオCMの取材に同行しては、全国に飛び回った。
北海道、四国、関西、伊豆などなど。
録音スタジオの編集立ち合いは上司は徹夜でチェックしていたけれど、
ぼくは明け方以降は船を漕いでいた。
広告マンよりもたぶんアナウンサー志望だったはずなので、
その明るく軽いキャラは、みんなから好かれていた。


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