- 作者: 梶尾真治
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本
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雷鳴と激しい雨音にもかかわらず、朝まで熟睡。
途中まで書いていた年賀状の残りをやっつけ、
請求書といっしょに投函しに行く。
帰りにクリーニング店でズボンをピックアップする。
ここまであったかいといい気分。
どっかの桜並みに狂い咲きしそうな陽気。
画像の用意やら図表の整理やら、構成をひねったりと仕込み作業。
合間に『つばき、時跳び』梶尾真治著を読みはじめる。
久々のカジシン。映画化された『黄泉がえり』がいちばん知られているのかな。
この人の文学度数とSF度数のバッティングつーか、ブレンディング具合が好きで。
この本の舞台となる「肥後椿」が咲き乱れる古色蒼然たる百椿庵が、頭に映像が浮かぶ。
椿というとどうしても黒澤明の『椿三十郎』の、
大輪の白い椿がぽたぽたと落下するシーンが強烈に焼きついているのだが。
基本構造はボーイミーツガール×タイムスリップか。
小説家の主人公と女性との出会い。
こういう風にヒロインを人形のように美しく描くと、男の理想形のように書くと、
ひねた女性の小説ファンからはリアリティがない。ありえねえ。とかいわれるかも。
いいんだよ、あり。なんだよ。あり。
「被害者は裁判で発信者情報の開示を求めることが多かったが、悪質な書き込みをした発信者を
早急に特定し、損害賠償請求できる可能性も高くなるとみられる。業界と総務省は一般からの意見も募集したうえで、早ければ来年2月にも導入する方針。」
気になったニュース。ネットは、匿名社会でそれをいいことに、したい放題、書きたい放題の治外法権。
なんで、そこにメスを入れるのか。佐々木俊尚いうところのマナーやモラルじゃもう期待できないから、
ルールにしちゃうわけか。やむなしなのかなあ。