コンプナイアンス

近未来通信に関してTVCMや広告を企画・制作していた広告代理店の責任は。
という批難のエントリーを拝読した。
詐欺のお先棒を担いでいた。もっというなら詐欺の幇助にも匹敵するような。
紋切り型かもしれないが、こういうのはブログで読めるけど、
立派な大新聞の社説じゃ、ついぞお目にかかったことがない。


大西宏のマーケティング・エッセンス なぜ問わない、広告代理店の社会的責任


関連して、タウンミーティングも実際のしきりは広告代理店で、
随分とあらっぽいことをしていたようだ。ぼったくりのバーを思い出した。
ま、通常の企業のその手のイベントだと、
サクラで関係者各位がひっぱり出されるのは、よくあるこったし。
なるほどね。広告代理店も上場する時代となって、コンプライアンスはどーしたのという話。
「紺屋の白袴」(わかんない人は、辞書で引いてね)じゃ、すまされない、確かに。
肩で風切る広告代理店もかつての製鉄会社と同じような斜陽の轍を踏みつつあるようだ。
上場しちゃうと収支が丸分かりで、うるさいステークホルダーにつっこまれたり、
銀行や証券会社などのチェックで儲からない体質が問題になって上場が見送られるかもしれない(友人談)。


ぼくが間接的に以前聞いた話では、そういうババを引いた広告会社の直接の担当責任者は
地方の支社へ左遷となったそうだ。ま、温情なんだろが、いまなら、もっと厳しいんだろね。


ただし、この議論をどんどん深めていくと、そんなあやしげな会社にTVCMの新規口座を開いたTV局はどーなるんだ。
広告掲載を許可した新聞社はどーなるんだ。エラそうなことをいっている新聞やTVキャスターは、なぜ批判しない。
TVCMに出演していたタレントの責任問題はどーなるんだ。被害者から団体訴訟でも起こされたら…。
これが歯止めが利かなくなると、公害を生み出すクルマ産業はいけない的な議論になりかねない。


でも、この手の事件は姿・カタチを変えて、舌の根が乾かないうちにまた起こるんだろうな。


暇なときに仕事の依頼は来ないのに、重なっているときに限って依頼が来る。
マーフィーの法則か。
来たものは拒まず。すべて受ければいいと、実際、そうされている立派な心がけの人もいるが、
いかんせん基本的にソロワークなので、品質維持の面からしてそんなに量産はできないのだ。
えっ?品質なんていえるほどの代物かって?ハハ…。
ほら、小汚いけど美味い店。
いつ開いたのかもいつ閉まったのかもわからないような店。
熱々の料理を出しているのに、ビール飲んだり、タバコすったりしている客には、
平気で小言だの、文句だの言うオヤジ、そんなもん。
ぼくがおめでたくできているせいかもしれないが、受けたものは、
苦しいけど、楽しい。楽しいけど、苦しい。そんな感じで進んでいく。


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