図に乗る図録

 

へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで

へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで

  • 作者:府中市美術館
  • 発売日: 2019/03/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 一転、涼しい。梅雨寒のよう。

 
アフター6ジャンクション。「日本翻訳大賞」の話。
◆20時 翻訳家たちにいろいろ聞いてみる特集 by柴田元幸岸本佐知子、斎藤真理子
タイムフリーで聴かないとガイブンファンは損しますぜ。
 
 
ちなみにこういうのも。「日本本厄大賞」
笑っていただければ幸いです。
 

 

『へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで』府中市美術館編・著を読む。つーか、見る。
行きたかったけど行けなかったので、せめて図録で。
美術は大前提に「真・善・美」がある。
山のようにうまい作品はある。
でも、素朴なヘタなものにひかれる。
よくTVで「絵の下手な芸人特集」とかあるが、
この図録は負けていない。
まずは「禅画」。いやあ自由だ。

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次が「俳画」と「南画」。
しりあがり寿も真っ青。

 

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西洋からアンリ・ルソー
どことなく矢吹申彦風。
 
ルソーの流れで強烈なのが三岸好太郎
幻想小説のカバーに起用したい。
 

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で、ヘタウマだ。代表で湯村輝彦蛭子能収の絵が掲載されている。
ヘタヘタでもない。
 
「お殿様の絵の謎」
殿さまよりも絵師に向いている方もおられたようだが、
徳川家光の木兎や兎の図のきもかわゆさ。

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ためつすがめつ。瞬時、救われる。
画像を引用して貼り付ける。
個人のブログなんで大目に見て。