神は声に宿る

 

 

昨日、やっと『ミッドサマー ディレクターズカット版』を見てきた。
3時間の長丁場、耐えたマイ膀胱をほめてやりたい。
感想を近々に。
 
『人間和声』ブラックウッド著 南條竹則訳を読んだ。
 
和声(ハーモニー)というと山下達郎のアカペラを思い出す。
コンサート前に流れていた。いる。
景気のよいとき、ウィーンからザルツブルグに足を伸ばした。
教会あたりから歌が聴こえてきた。石畳を伝わってよく響いていた。
ゴスペルの力強さ。
 
この本は人間の声とハーモニーが主役。
男は求人に応募する。求人先は「元聖職者」。
条件が「テノールの声とヘブライ語の多少の知識」。
山深い屋敷を訪ねると声のパートが異なるきれいな女性と大男がいた。
 
宿泊先の部屋で次々と奇妙なことが起こる。
目覚めると部屋の様相が一変。
そして轟音たちに襲われる。
彼らは「発声」する。
凄まじい音のバトル。
生き物のように揺れる屋敷。
 
「和声」は神への捧げもの。
それが最大の幸福につながるのだが、
目の前の幸福、彼女との愛を選択する男。
音の津波の襲来からやっとの思いで逃れる。
愛はお互いの気持ちのハーモニー。

和声(ハーモニー)、これは西洋音楽ならではのものらしい。
日本古来の音楽、民謡とかにはなかったのは知っていたが、
先日ピーター・バラカンのラジオを聴いていたら
インド音楽にも和声(ハーモニー)はないそうだ。
読みづらそうかなと思ったら、杞憂に終わった。
 
書きますた。
オリックス生命 BAKUBAKUヴィレッジ
カイセツ教授のビジネス・コーチング  子育て応用編
第8回 「能動的惰性」

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