天才たちのルーティン

 

天才たちの日課  クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

  • 作者:メイソン・カリー
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2014/12/15
  • メディア: 単行本
 

 

『天才たちの日課』メイソン・カリー 著 金原瑞人 石田文子訳を読む。
 
古今東西の作家、音楽家、画家、哲学者、映画監督などの「ルーティン(日常的な習慣)」をまとめたもの。創作活動をどんなスタイル、儀式で取り組んでいるのかを1人につき1~2ページ程度でざっくりまとめてある。
 
評伝や伝記にはなかなか取り上げられない当人ならではのこだわり、儀式。知っているものもあるが、圧倒的に知らないルーティンなので「へえ」とつぶやきながら楽しく読み進む。
 
共通しているものは、コーヒー、紅茶などのカフェイン、酒などのアルコールの摂取。
過剰摂取かも。あとはいまはお縄になるようなドラッグ類をたしなむ人も。
改めて知ったのは、朝型、夜型に関わらずほぼ毎日何時間かは創作活動するということ。
 
たとえば、イマニュエル・カント。
カントは日々規則的に散歩をしていた。カントが時計代わりになっていたことは以前読んだことがある。厳格な人って感じだが、実際は
「人づきあいがよく、話がうまくて、ホスト役をにこやかに勤めた」。

 

 ほら、意外。

 
たとえば、アガサ・クリスティー
プロの作家になっても書斎は不要だった。

「私に必要なのは、しっかりとした台とタイプライターだけだった」

 

 

「毎日、一年じゅう執筆をした。誕生日も休日も休まず、一日二千語というノルマを達成するまでは、決してペンを置かなかった」

 たとえば、ホアン・ミロ

「決まった日課を毎日かたくなに守った。その理由のひとつは仕事に集中したかったからであり、もうひとつはうつ病がぶりかえすのが怖かったからだ」
「このような日課が、人づきあいや文化的な催しで妨げられることを嫌った」

 

日本からは村上春樹が唯一紹介されている。
ファンにはおなじみの「長篇小説とランニング」の話。
あ、水泳もしているそうだ。
バイクをやればトライアスロン、出れるね。
ライフハック的に役立つかというよりも、その人をちょこっと知ることができる。
それだけでも十分によい。そう思う人に。

書きますた。
オリックス生命 BAKUBAKUヴィレッジ
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