腰痛持ちには公私ともにつらい日々。
ミス・ブロウディの青春 (白水uブックス―海外小説 永遠の本棚)
- 作者: ミュリエルスパーク,Muriel Spark,岡照雄
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2015/09/16
- メディア: 新書
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『ミス・ブロウディの青春』ミュリエル・スパーク著 岡照雄訳を読む。
いわゆる学園もの、先生ものだと
赴任してきた新米教師が旋風を巻き起こし(古臭え)、
学校を牛耳っている守旧派と対立。
結局は古狸の女校長の策略で
学園を去ることになる。
ぼくの、わたし、の好きな先生。
ご多分に漏れず「1930年代のエディンバラ、女子学園の教師」
ミス・ブロウディもそのパターンで括れる。
しかし、エキセントリック。過激。
いでたちも、思想も。
ファシストにシンパシーを感じるとか。
彼女を推しウーマン、教祖と仰ぐ「6人の少女」。
でも個性はバラバラ。
エスっぽいのかと思ったらそうでもなく。
結果的には彼女たちの行為が
ミス・ブロウディ放逐となる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/エス_(文化)
キャラクター造詣や会話の妙など、
どことなく獅子文六のユーモアを感じる。
教え子たちの記憶の中でミス・ブロウディは
生きている。