信仰と信念の人

須賀敦子の方へ (新潮文庫)

須賀敦子の方へ (新潮文庫)

 

朝のシャワーがクセになる季節。

須賀敦子の方へ』松山巌著を読む。
評伝なんだけど
生前、須賀との親交があった著者は
須賀が暮らした土地をたずねて
親族、友人、仕事関係者など
ゆかりある人たちに取材して
彼女の軌跡をたどる。
ま、映像ではおなじみだけど、
紙のドキュメンタリーのような手法が新鮮。

作家を知るには作品をあたれという。
ネットでもある程度までは知ることができる。
このところ、ランダムに須賀の著作を読んでいるが、
この本を読むことで一気通貫というのか
見えなかったものが見えるようになった。

須賀の人生に大きな影響を与えたのは、
父親に愛人がいたことと
親しい人がシスターになったことだそうだ。

カトリック協会が戦後日本の大学生を留学させた。
布教でもあり文化貢献でもあったのだろう。
須賀と同じルートで渡仏したの遠藤周作だそうだ。
面識はあったのか、なかったのか。
翻訳をすすめたのが有吉佐和子

 

「彼女の生涯を手短に辿ると、須賀は困難にぶつかる度に、
常にすべて一から始めている。コルシア書店への参加、
日本文学のイタリア語翻訳、東京でのエマウス運動、大学教師、
そして作家。何事も偉ぶらず基礎から考え、学び、自問する。
これが彼女の自分らしさだ」


信仰と信念の人。


若い頃の写真を見るとやはりええとこのお嬢さん。
よく笑い、健啖家でもあったそうだ。
あだ名は名字をひっくり返して「ガス」。
60歳を過ぎてガスは爆発する。

書きますた。


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