つぶれる



Microsoftの大がかりなプログラム更新とかで
午前中がつぶれる。
夜中にしとけばよかった。
軒下の洗濯物を浴室に移動して乾燥機をオン。
梅雨時みたいに連日、活躍。
ラジオで気象予報士が予報がはずれて謝っていた。

『フロスト始末』上下 R.D.ウィングフィールド著 芹澤恵訳を読む。
フロストシリーズの最後の作品。
いつにもまして猟奇的事件、ヘンタイやらが登場。
激しいドンパチシーンも。
デントン市は、犯罪の見本市か。
てな具合。
わがフロスト警部は、今回も突っ走る。
苦々しく思う上層部を屁とも思わず。
フロストものを読んでいると、
つい下品で卑猥な口調や横柄な態度が影響を受けてしまう。
新宿昭和館で『仁義なき戦い』を見たあと、
観客が菅原文太になっているのと似ている。
フロスト警部は、猪突猛進。
カンを頼りに動く。空振りに終わっても、犯人が検討違いでも、
諦めない。すっぽんのようにしつこく食い下がる。
デントン署の名物警部にも上層部の陰謀で移動することに。
移動が迫った日、事件は大団円を迎える。

『ミレニアム』シリーズのように作家が亡くなっても
誰かが新作を書けばいいのに。
出せばパンみたいに売れるのだから。
と思っていたら巻末の小山正の解説で
新たな書き手が
「巡査部長時代のフロストを描く長編を発表しはじめた」
ことを知る。
「4作品刊行」
されている。なら、いま、翻訳中かな。
クリスマスの頃に出たら
『クリスマスのフロスト巡査部長』か。ややこしいな。
同じ訳者だったら言うことナスだ。

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