- 作者: サキ,和爾桃子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2016/01/08
- メディア: 新書
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梅雨開けたんじゃね。
朝日広告賞をもらった
東京ガスの新聞広告の木版画に
ひかれる。
シンプルでダイナミックなモノクロの木版画。
なんつーかバツグンのシズル、臨場感。
『けだものと超けだもの』サキ著を読む。
けだもの、文字通り、動物ネタもある。
けだもの性、理性で抑えられない野生、
荒ぶる魂。これも、そこここに出ている。
子どものような大人と大人のような子ども。
悪意、悪戯。
いい子をやっつける悪い子。
巻末にサキのイラスト(スケッチ)が
数点紹介されている。
うまい。
観察眼が優れているのだろう。
それが作品に生かされている。
作家って絵のうまい人が多いんじゃないだろうか。
シートンとか。
第一次世界大戦は1914年から1918年。
サキの戦死は1916年。
ロシア革命が1917年。
日本の米騒動が1918年。
BeastsとBeatlesって
ちょっと似ている。