すっぱい大作戦


ご飯に梅干し、無塩トマトジュースに純米酢、
三矢サイダーは、いちばんすっぱいクエン酸強化のをグビグビ。
すっぱいのをいっぱい摂って
夏場を乗り切る作戦。
そのかいあってか、仕事がはかどる。
珍しく予定通りにいく。

『けだものと超けだもの』サキ著を、もうすぐ読了。
有名な『開けっぱなしの窓』は、感心、感心。
かわいくも、恐ろしくも、演出次第、脚色次第。
アウトサイダーとか異邦人とか
そんな言葉でサキを称したい。
異国ビルマ生まれの英国人。
幼いころ、英国で「祖母と二人のおばに育てられる」。
「インド警察勤務」後、ジャーナリストに転職。
さまざまな現場が小説のネタとなったのか。
短編小説の描写の確かさ、
人間の建前と本音など痛いところをねちねちと。
意地クソ悪い見方は、ものごとを徹底的に突き放してみることが
できるからなのだろう。
で、ゲイだった。どおりで。

40歳過ぎて「志願して」第一次世界大戦へ。
ネタ蒐集のためなのか、
間接的な自殺願望なのか。
弾丸が飛び交う最前線の塹壕
何を思っていたのだろう。
改めてサキの評伝が読みたいが、
翻訳されていないようだ。
されていたら教えてちょーだい。
敵国のオーストリア=ハンガリー帝国側には、
ウィトゲンシュタインがいた。
手帳を片時も離さない志願兵。

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