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怪談の悦び (創元推理文庫 (555-01))

怪談の悦び (創元推理文庫 (555-01))


今週の移動本は、『怪談の悦び』H.R.ウェイクフィールド他著。
怪談の名指南役、南篠竹則が編・訳。
選りすぐりの「正調英国怪談」が13編。
編訳者が述べているようにデカダン風味が底辺に漂っていて、
好みだなあ。
夜の読書のおともは、スコッチのソーダ割り。
アルコールが苦手な人は、茶葉をラプサンスーチョンにして、
シノワズリー風ミルクティーでも。

ちょっといろいろ読みこなさないといけないものがあって
騎士団長殺し 第一部』村上春樹著は、スローリーディング。
前作を読んでからこの間に、
クラシックな怪奇小説を虫食いで読んだが、
そうすると村上春樹の小説って
このあたりのムードやお約束を割り方踏襲しているような気がする。
現代文学というものさしでなくて
クラシックな怪奇小説というものさしで
読み直すと、なるほど、しっくりくる。
エッチなところは、知らんけど。
凍てつきそうなクールビューティーの職業が
凍るガールとか。なんつって。

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