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ロンサム・シティボーイ

まわり舞台の上で 荒木一郎

まわり舞台の上で 荒木一郎

 

『まわり舞台の上で』荒木一郎著を読んだ。
ほんの一面しか知らなかったことを知らされる。
いやあ面白かった。
以下つらつらと。
7つの顔を持つ男ではないが、
俳優、シンガーソングライター、作家、
マネージャー、プロダクション社長など。

新劇女優の息子という出自ゆえ子役からスタート。
ひょうひょうとした役という記憶があるのだが、
仁義なき戦い』に出る予定が
遠距離移動拒否症(造語)ゆえ降板。
川谷拓三がその役を演じた。

ロマンポルノ『白い指の戯れ』にも出ていたんだ。
伊佐山ひろ子しか覚えていない。
不思議ちゃん女優。
その天然ぶりに嫉妬したのが、桃井かおり
桃井のマネージャーというよりも、
映画、テレビ、CM、音楽までの
イメージ戦略をやっていたとは。
レコードジャケットの写真から
書体や色にまで口をはさむ。
桃井のコメントまでつくっていたとは。

『いとしのMAX』をはじめて聞いたときは
なんてカッコいいんだろうと思ったが、
楽器はジャズドラムがスタート。
スイングジャズからモダンジャズのドラムスタイルに夢中になる。
安藤組解散後の渋谷は、午後10時で真っ暗闇だったそうだ。
なんとなくはじめた音楽だが、
レコーディングで現場ともめる。
で、仲良くなる。

池玲子杉本美樹など
ポルノ女優のプロダクションの社長もしていたとは。
潤ますみもスカウトしたとは。

群れない、媚びない。で、自由。
学校が、ムッシュ、かまやつひろしと同じ青山学院高等部
共通するものがある。
大金持ちのばかボンや早熟なマセガキ、
得意分野にはすごい才能を発揮するヤツとか。

作品コンテンツも丁寧にまとめてある。
本当の労作。
願わくば、この本をもとに
新たに吉田豪にインタビューしてもらったら、
どうだろう。と、妄想。
NGになるかもしれないが。

荒木が話す芸能界が、
時代は違うが
山川方夫の劇団や俳優を書いた小説を思い出す。

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