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ゆりと吸血鬼

吸血鬼カーミラ (創元推理文庫 506-1)

吸血鬼カーミラ (創元推理文庫 506-1)


12000文字を2000文字にする作業も、
なんとなく形がついてきた。

『吸血鬼カーミラ』レ・ファニュ著 平井呈一訳を読む。
他の短編もおもろかったが、
やはり表題作がダントツ。
「でございます」調が、中学生のとき、
文学にマセていた同級生から借りて読んだ『ファニー・ヒル』を
思わせる文体。
真似したくなる。実際にした。
訳者の作品ごとに文体を変えるテクは、見事。
要するに、ゆりもの。美貌の女性吸血鬼とヒロインの話。
妖しくて妄想をかきたてられる。
解説によると、1871年―1872年に書かれたそうだ。
日本だと明治3-4年か。

訳者の解説でレ・ファニュのほとんど隠遁生活で
怪奇小説に捧げた生涯にも
興味を覚えた。
執筆は真夜中、作品のモチーフは夢からという。
『こんな怪奇小説ばかり書いていた。』

そうか、ロジェ・バディムの映画『血とバラ』の原作だったのか。
映画は、はるか昔、東京12チャンネルの深夜か午後のカットだらけで
しかも吹き替え版で見たと記憶しているが、さすがに詳細までは。

アニメ『ユリ熊嵐』の製作チームでアニメ化してもいいなと
勝手に思う。

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