リフレインが叫んでる

ポオ評論集 (岩波文庫)

ポオ評論集 (岩波文庫)

ちょっと煮詰まったので、ブログに逃げる。
血圧、上がってる。

『ポオ評論集』を読む。
実作者の評論ゆえ、きわめてプラグマティックに
書かれている。
「詩作の哲学」という論考では、
自身の詩作のメソッドを
大股開きしている。
代表作『鴉』(もしくは大鴉)のできるまでを
公開。で、リフレインの重要性をあげている。


「リフレインほど広く用いられている技法はない」


「リフレインを用いるにあたってたえず変化を加えなければ
ならないのなら、リフレインそのものは短くなければならない」

 

『鴉』では、
「Nevermore」
この一語がハブとなった。

リフレインって楽曲だとリフだよね。
リフを決めてから曲をつくりあげるって
作詩と作曲はパターナリズムにおいて
似ているというのは暴言かな。
循環コードとか。

これってさ、「I'm a Perfect Human」
って首を傾げながら歌うところといっしょ。

ひょっとして現代詩のプロトタイプ、ひな形、
OSもポオからなのだろうか。
はじめ人間ポオ。

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