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血ぃ吸うたろか

吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)

吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)


12月、エドガー・アラン・ポー祭りがまだまだ続く。

温故知新。
名作、名訳の誉れ高き『吸血鬼ドラキュラ
ブラム・ストーカー著 平井呈一著をやっと読んだ。
本業でビジネス書に首ったけなんで
まったく違う本を趣味では脳味噌が読みたがる。
最近、脳みそ夫をTVで見ていないな。


翻訳というよりも翻案に近いような、魅力的な日本語。
引用。

「伯爵の顔は精悍な荒鷲のような顔であった。-一部略-
すこし意地の悪そうな口元には、異様に尖った白い犬歯が
みきだし、唇は年齢にしては精気がありすぎるくらい、
毒々しいほど赤い色をしている」

 

 

でも、昔の文庫なんで文字が小さいのと、途中の書簡のやりとりに
やや退屈気味で頓挫しそうになるが、
ドラキュラ伯爵とのバトルが始まるや否やページをめくる速度が上がる。

当たり前だけど、ドラキュラの弱点や生態、攻略法などが
網羅されている。

訳者の解説でフランケンシュタインとドラキュラについて
述べている箇所、引用。

「わたくしはこの二つは人類永劫の恐怖の二つの象徴だと
考えています。一つは人間の知恵が生み出した人工、機械。
一つは権力に対する人間の執拗な欲望と悪念の権化」

 


フランケンシュタインはロボティクスやAIなどか。
で、科学技術の暴走とか。
ドラキュラは、文学的にはそうかもしれないが、
新しい伝染病、ウィルスとかのメタファーじゃないだろうか。
ドラキュラに襲われると、襲われた人もまた吸血鬼になって
違う人を襲う。って、ゾンビでおなじみのシーンだが。

今なら手紙じゃなくてLineとか。
ドラキュラ棲息情報は、まとめサイトとか。
twitterだと、#ドラキュラ。

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