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骨の髄まで

吸血鬼

吸血鬼


出力したら色が変だ。
プリンタの調整がうまくいかないし。
インクの残量はある。
純正だろうが汎用だろうが、
インクは残っていても交換時のサインなんだ。
新しくしたら、問題なし。
どのみちインクは使っていなくても
減っていくものとか。
ま、循環している血液のようなものかと思えば。

血液つながりというわけではないが
『吸血鬼』佐藤亜紀著を読む。
オーストリア帝国ポーランドの寂れた
小さな村が舞台。
詩人だった領主のあとを引き継ぐ役人。
そこで続く奇怪な住民の死。
きっと、これは。たぶん、そうだ。
でも、読み進むが、一向に現われない。

東欧の重厚さ、古臭さ、寒さ。
ゴシック・ロマンス、違うか。
日本語で織り込まれた精緻なタペストリーにひかれる。

地元民の口調が、作者の出身地である
新潟の方言になっている。
北国つながりか。
標準語じゃ変だし、
通常の農民や奴隷の「お願ええでごぜえます、だんなさま」口調じゃなあ。
これが、うまくはまっている。

で、いつ出るの、吸血鬼は。

いいから、黙ってその豊饒な世界を
骨の髄までしゃぶり尽くしなさい。

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