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試写、バス、外国、酒

題名はいらない (銀河叢書)

題名はいらない (銀河叢書)


『題名はいらない』田中小実昌著を読む。
単行本未収録のエッセイがまとめて読めるのは、
ありがたい。

平日は銀座まで定期券で試写を2本見る。
週末は、バスでふらふら。
夜は、飲む。
合間に小説やエッセイを書く、たぶん。
暑いときと寒いときは、
ガールフレンドと海外へ。
ハーレムも新宿・ゴールデン街みたいに
歩き回る。

作者は、よく殿山泰司に間違えられたという。
この本で、山下清にも間違われたことを知る。
丸刈り、つーかゲーハー、半ズボン。
そのスタイルからきたのだろう。
あばれるくんとハライチ・澤部のように。

世田谷から練馬へ引っ越し。
ぼくが学生時代に住んでいた町名と同じ。
畑がそこここにあったが、
いまはもうないんだろうな。

他愛もない話が大半かも。
でも、それが書けない。
他愛もない、それが書けない。

いい文章。
田中小実昌片岡義男開高健小林信彦
これらの作家の文体に影響を受けたんだよ。

川上宗薫が、ポルノ作家でブレイクする前、
少女小説を書いていたとは知らなかった。

人生の後半は小説は飽きて、
もっぱら哲学書を読んでいたというコミさん。
翻訳の達人の一人でもあった。
コミさんが、気に入って訳した本はヒットせず。
つまらないと思った本がヒットしたそうな。
チャンドラーの翻訳を、田中小実昌清水俊二
村上春樹と読み比べるのもいいね。

若いとき、テキ屋をしていて、
そのせいか、ふらふらしていた。
旅先で亡くなったのは、本望だったのかもしれない。

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