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アイドルばかり追わないで

 

『幻の近代アイドル史』笹山敬輔著を読む。
日本のアイドルのルーツをたどる本。
温故知新というのか。
義太夫、奇術師、浅草オペラ歌手、
宝塚歌劇ムーラン・ルージュんど、
時代時代のアイドルを取り上げている。
暇な学生や作家などインテリ層が先物買いして、
インフルエンサーなわけで、
庶民に流布した頃には、
次の新しいアイドルを推しているという
普遍的法則。
なんとかマニアックかつアカデミックな印象を与えないように
作者は推しメンなどのタームを駆使し、苦心している。

当時はテレビもネットも
会いに行くしかなかった。
個人情報保護法もなかったので、
たやすく住所なども知ることができた。

呼称がアイドル→スター→アイドルという流れ。
『スター誕生』などの人気テレビ番組もあったし。
美人で歌や踊りが芝居がうまいからといって
アイドルになれるわけではない。
この本に登場するアイドルには、
歌も踊りも上手ではない者が何人も紹介されている。
時代にフィットしたというのか、
このあたりもまたアイドル普遍の法則なのだろう。
アイドルは、偶像の意味だが、
時代のアイコンでもあるのだろう。

そう言われればそうなのだが、小林一三のひ孫が
松岡修造というのは、あらためてびつくり。

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