ヒーロー恢復

千の顔をもつ英雄〔新訳版〕上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

千の顔をもつ英雄〔新訳版〕上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

千の顔をもつ英雄〔新訳版〕下 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

千の顔をもつ英雄〔新訳版〕下 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)


朝夕の電車図書館で
『千の顔をもつ英雄』ジョーゼフ・キャンベル著を読んでいる。
 ミル・マスカラスか。
文庫で新訳版、上下巻。
これが思った以上に楽しい。
古今東西の神話や民話」の英雄譚を俎上にあげ、
共通性というか法則性を見出す。
その捌き方が、まあ見事で。
こんなに面白くてためになるのは、
大学時代に読んだ『ホモ・ルーデンスホイジンガ著以来かも。
ホモ・ルーデンス』を読んでいるときも、
文章からさまざまな遊びに興じている人々の映像が浮かんだが、
この本も豊富な図版から、モノクロが残念だが、
2D、3Dアニメのように脳内に動く。
恐るべき神話学者。
まだ読み中なんで、感想は改めて。

気温よりも湿度がこたえる日々。
夏だと思って鳴き出したセミは、はしごを外されたような。

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