- 作者: フェルディナント・フォン・シーラッハ,酒寄進一
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/04/03
- メディア: 文庫
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人間の本性をあらわす説に、
性善説と性悪説がある。
ネット社会やセキュリティなど
最近では性悪説の方が旗色が良いようだ。
世知辛いっちゃーそうかもしれない。
『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ著を読んだ。
魔がさして、あるいはやむにやまれず犯罪を犯してしまった。
ジャンルはミステリーだが、罪と罰 、人間、人生を
味わわせてくれる短篇集。
漫画だと『人間交差点』あたりにつながるのかな。
情状酌量という言葉の意味するものを教えてくれる。
「罪を憎んで人を憎まず」
基本はそうだが。
フランス・ニースでのトラック・テロ事件。
ふと秋葉原通り魔事件を思い浮かべた。
ニースで射殺された男は「hikikomori」だったとか。
ISの感化なのか、どうか。