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マルクス主義は嫌いでも

マルクス主義は嫌いでも、マルクスは嫌いにならないでください。
前田アッチャンの名言を借りれば、こうなる。

カール・マルクス佐々木隆治著は、たぶん、この一行で紹介できる。
おしまい。で、いいんだけど、も少し詳しく。

「本書で伝えたいことは、たったひとつ、カール・マルクスの理論が
現代社会の変革にとって最強の理論的武器であり続けているという
事実である」

 

 

冒頭の一行。

これでもかとその「最強理論」の根拠を明かしていく。

文学少年が文学の才能に見切りをつけ、
ジャーナリスティックな資質に己の生きる道を見つける。
早すぎた思想は、周囲からの理解は得られず、どころか弾圧を受け、
貧乏神に祟られながらも、エンゲルスなどの援助を受けつつ、
資本論』を書き進める。


「『資本論』はたんなる経済学の書ではない」

 

 

それは、わかりそう。

「『資本論』は私たちが当然だと考えている経済活動の見方を根本から
変えることを読者に要求する書物なのだ。そこに、『資本論』の最大の
魅力があり、難しさがある」

 

 

資本主義の脆弱性を骨抜きにするんだから、
バイ理論だよな。


「晩期マルクス理論」は
エコロジー、共同体、ジェンダーをも包括する変革構想」へと
進化していたそうで、道半ばで没す。
ある意味、予言者。その裾野の広さを知ったところ。

当時、経済が最も発展していたロンドンに暮らしていたマルクス

「私的労働をするかぎり商品が必要であり、商品が存在するかぎり
貨幣が必要だということである。つまり、私的生産者たちが労働生産物を
価値物として扱うかぎり、人間たちの意志や欲望とはかかわりなく、
価格による価値表現がどうしても必要となる」

 

 

 

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