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黒い猫でも、白い猫でも


いつもの仕事が都合により前倒しでスタートする。

タイトルにつられて『「反戦脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか』
浅羽通明著を読む。
昨今、とみに二項対立の図式が盛んになっているが、
事はそう単純ではないだろう。
大学時代、教授が、
唯物論か、唯心論かどちらが正しいかではなく、
そのボーダーをどっちつかずでいくのが、ベターだろう」と言われた。
著者も、左とか右とかではなく、でも、
ええかっこしいリベラルの化けの皮をはがそうとしたりする。
SEALDsへの小言も腑に落ちる。
引用一か所。

「民主主義は個としての人間平等をいいますが、個としてだけ平等で、
それ以外では全く平等ではないという本音は巧みに隠蔽されています」


ま、こんな感じ。
鵜呑みはできないが、賛同したり、しなかったり、
新聞やテレビのニュース報道では見えないものを
示唆してくれる。

たとえば、国会前でのデモ。
イデオロギーや組合的色彩じゃなくて
ラップでシュプレヒコールするさまは、おしゃれだが、
でも、そこまで。
いざ選挙になると保守の基盤を崩せないではないかと。

リベラルとかけてお風呂ととく。
その心は―ゆー(言う、湯)だけ。
「戦争反対」「原発反対」は、ごもっともだが、
「だけども問題は今日の雨、傘がない」(『傘がない』by井上陽水
わけで、リストラ、非正規雇用など、
そのあたりを多くの人が納得する方策で地道に実行していかないと。
リア充をみんなに。
「黒い猫でも、白い猫でも、鼠を捕るのが良い猫だ」という
トウ小平の発言をふと思い出した。

 

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