関係なく

奪われた死の物語 (講談社文庫)

夜の時給仕事は、ゴールデンウィークに関係なく続く。

『猫舌男爵』皆川博子著つながりで、
『奪われた死の物語』皆川博子著を読む。
売れない作家・鏡直弘が亡くなって連載小説を
バトンタッチした針ヶ尾奈美子。
その連載に応じて不審な死が続く。
鏡直弘も針ヶ尾奈美子も皆川博子のアナグラム。
カンの良い人なら途中で真犯人がわかるかも。
連載小説と作家のノート。
虚構と現実が交錯して。巧みすなあ。
人形愛、美少年、美少女とお膳立てもなかなか。
『ベニスに死す』もモチーフの一つになっていて。
ええと雑誌連載は昭和53年から54年だそうだ。
その当時のファッションや風俗もさりげなくふれていて、
懐かしい。

YouTubeでネオアコ関係を聞きながら、
根尾亜子と変換した。
『現代社会の存立構造　『現代社会の存立構造』を読む』
真木悠介　大澤真幸著を読んでいる。

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