未発表短篇集

殊能将之 未発表短篇集

殊能将之 未発表短篇集

うちの新入社員は、どうなることやら。
儀式的にフレッシャーズは、
しばらくはリクルートスーツを着るのか。
渋谷も黒づくめの男子と女子の姿が目につく。

殊能将之未発表短篇集』殊能将之著を読む。
大滝詠一の『DEBUT AGAIN』と同様に
偶然出てきた未発表原稿。
短篇が3つ。どれも作者の才気や巧さを感じる。
3番目の『精霊もどし』は、
懐かしのTVドラマ『トワイライトゾーン』のよう。
最後の『ハサミ男の秘密の日記』は、
ほんとに日記なわけで、
ハサミ男』で「メフィスト賞」を受賞した頃の
騒動が書いてある。

そう、この文体、この言い回し。
作者の日記サイトを愛読していた人には、
感涙もの。
ま、ファンにはうれしい贈り物だが、
アーカイブ(遺作)。
新作は永遠に読めないわけで。

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