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楽しくなければプロパガンダじゃない

たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)

たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)


暴れるエルニーニョなんて目にすると
Jリーグのどこぞのチームの中南米から来た選手かと思うが、
違う。
この分だと3月や4月に大雪が降ったりして。

『たのしいプロパガンダ』辻田真佐憲著を読んだ。
プロパガンダとは「大衆煽動」のことだそうだ。
広告じゃなくて広報、PRとほぼ同義だと思ってよい。
広告がダイレクトに商品購買に向けて
メリットやタレント起用によるイメージ訴求だが、
プロパガンダは、送り手の狙い通りに時代の空気や気分を
変える、向かわせるもの。
広告は広告主がはっきりわかるが、
プロパガンダは、隠れ蓑。
実態はわからないようにしてこっそり人心を煽る。
ゆえに、方法は多種・多彩。
「音楽・映画・アニメ・アイドル」
作者は、大日本帝国からソ連オウム真理教からISLまで
その手口を取り上げている。

プロパガンダというと、ポーランド映画で見た
工場開発で汗水たらす労働者たちを激励する楽団のシーンをなぜか思い出す。
プロパガンダはたのしくなければならない。
楽しくなければプロパガンダじゃないと作者は主張する。
時代にキャッチ―なエンタメ。
イソップ童話の『太陽と北風』ではないが、
プロパガンダは太陽。無理矢理ではなく自然と衣服を脱ぎ出す。
恐ろしき人心掌握術。

選挙前に年金生活者対象にに小銭をばらまくとか、
消費税10パーになる前に軽減税率を導入するとか、
沖縄の基地跡にディズニーランドを招聘するとか。
そういう小手先じゃなくってよ(原節子の口調で)。

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